ひつじノ劇場

こんにちは〜!

今回は、藤枝市にある「ひつじノ劇場」という、ちょっと不思議であったかい空間をご紹介します。
……って、そもそも「藤枝に劇場なんてあったっけ?」って思う方、多いかもしれません。
あるんです、あるんですよ、藤枝にも劇場が。そして、実は僕、この劇場を拠点に活動している「劇団ユニークポイント」の俳優でもあります(プロフィールにも書いてありますね、はい)。


こういう地方の紹介記事で「劇場」ってなかなか登場しないレア枠かもしれませんが、今回はその魅力をたっぷりお届けします〜!

目次

ひつじノ劇場とは?

さて、「ひつじノ劇場」は、藤枝市1丁目に2025年2月にオープンしたばかりの、小ぢんまりとした劇場です。
座席数は約40席ほど。コンパクトだけど、だからこそお客さんとの距離もグッと近くなる、そんな“顔の見える劇場”です。

もともと、劇団ユニークポイントは「白子ノ劇場」という劇場を旧東海道沿いの白子地区で運営していたんですが、いろいろと“大人の事情”がありまして(笑)、お引越しすることに。
今の「ひつじノ劇場」は、かつての藤枝江崎新聞店の旧社屋をリノベーションして誕生しました。内装も、ほとんどDIY!
まさに“手づくりの劇場”なんです。

ユニークポイントはこちら


東京あたりだと、こういうサイズの小劇場っていくつもあるんですけど、藤枝みたいな地方都市にこの規模の劇場があるって、実はかなりレアなんですよね。演劇ファンの方、要チェックです!

公演の様子

ではでは、実際の公演ってどんな感じなの?という話を。

まず、開演まではロビーでまったりお待ちいただきます。
10分前くらいになると、スタッフの案内で劇場内へ。客席も近いから、始まる前からちょっとドキドキする距離感です。
終演後はサクッと帰る方もいれば、ロビーに残って出演者やスタッフと交流する方も。
劇場というより、ちょっとした“秘密基地”みたいな空気感があるので、演者との距離も近くておもしろいですよ。

劇場ロゴ

ひつじノ劇場のロゴ、これがまたかわいいんです!
デザインを手がけたのは、新出睦さん(ememデザイン室)。上記ロゴ以外のタイプもあります。

ユニークポイントのロゴや、以前の「白子ノ劇場」、さらに「藤枝ノ演劇祭」のビジュアルなんかもこの方が担当されています。
シンプルだけど、ちゃんと“ひつじ感”があって、どこか演劇っぽい不思議さもある…そんなロゴ。センスが光ってます。

ememデザイン室

ひつじって、羊さんのこと??

良い質問!!「ひつじノ劇場」って聞いたら「羊の劇場」をイメージしますよね〜

実はひつじノ劇場のひつじは「穭(ひつじ)」に由来するんです。穭とは稲を刈り取った後の株から再び生えてくる稲のことを指す言葉でして、動物の羊じゃないんです笑。「“いろいろあって刈り取られた後に再起した劇場”の意味を込めた」と芸術監督の山田さんがおっしゃっていました。

今後の活動

今後も、劇団ユニークポイントの公演をはじめ、地域とのつながりを大切にしたイベントやワークショップなど、いろんな活動を予定しています。

演劇って、観るだけじゃなくて「関わる」ことでもっと面白くなるんですよね。

地域のイベントや催しものも一緒にチラシでご案内

開催中の公演の看板

「観客」と「つくる人」の境界線をちょっとゆるくして、みんなで演劇を楽しめる場にしていけたら…と、そんな想いが詰まった劇場です。

ということで、藤枝のちょっと特別な場所、「ひつじノ劇場」。
気になった方は、ぜひ一度遊びに来てみてくださいね〜!

今後の活動の予定は劇団のサイトやSNSなどで発信していますのでお見逃しなく!!

劇場スタッフ

芸術監督:山田裕幸(劇作家・ユニークポイント代表)
技術監督:ナギケイスケ(舞台監督・俳優)

施設情報

名前:ひつじノ劇場

住所:藤枝市藤枝2-3-34

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この記事を書いた人

藤枝市地域おこし協力隊、俳優。東京で20年以上の俳優活動を経て、2023年に藤枝市に移住。現在も劇団ユニークポイントで俳優として活動。藤枝市の観光・歴史、文化芸術などの情報を発信しています。

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