【Extra】小泉八雲記念館

今回はお隣の焼津市に来ました〜

焼津と聞くと、港町や魚のイメージがまず思い浮かぶかもしれません。そりゃ間違い無いんですが、この街には、日本文化を世界に伝えた作家・小泉八雲(こいずみ やくも)と深い縁をもつ場所があります。それが、焼津市文化センター内にある焼津小泉八雲記念館です。

観光地っていう施設ではありませんが、訪れてみると「焼津には、こんな静かな文化の顔もあったのか」と、印象が少し変わるはずです。すごく立派な文化センターでびっくりしたのと、ちょっと嫉妬した笑

目次

焼津小泉八雲記念館の概要

焼津小泉八雲記念館は、2007年に開館した文学記念館みたいです。規模は決して大きくありませんが、その分、小泉八雲という人物に焦点を絞り、人生と作品を丁寧にたどれる構成になっています。

入館料は無料❗️❗️ありがたいですね〜観光の途中でも気軽に立ち寄れる点は大きな魅力です。

館内には、八雲の直筆原稿や書簡、写真、当時の資料などが展示されており、作家としての功績だけでなく、人となりや暮らしぶりまで感じ取れる内容になっています。文学に詳しくなくても、「なぜこの人は日本に惹かれたのか」が自然と伝わってくるはずです。

小泉八雲とはどんな人物

皆さんの方が詳しいとは思いますがちょっとおさらいを。

小泉八雲は、ギリシャ生まれの作家ラフカディオ・ハーンとして生まれました。アイルランド系の血を引き、若い頃はアメリカで新聞記者や作家として活動します。1890年(明治23年)に来日したことをきっかけに、日本の文化や精神性に強く惹かれていきました。

やがて日本人女性・小泉セツと結婚し、日本に帰化。「小泉八雲」という名で、日本の昔話や怪談、風習を英語で世界に紹介する作家となります。代表作『怪談(Kwaidan)』に収められた「雪女」や「耳なし芳一」は、今も多くの人に知られる物語です。

これらの作品は、八雲の創作力だけでなく、セツをはじめとする日本の人々から語られた話をもとに生まれたものです。その背景を知ると、作品がより身近なものとして感じられてきます。

小泉 八雲(こいずみ やくも、1850年6月27日 – 1904年9月26日)は、ギリシャ生まれアイルランド育ち、アメリカ合衆国で活躍した後に日本に移住した、英国・日本国籍の、新聞記者(探訪記者)、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、英文学者。生名はPatrick Lafcadio Hearn (パトリック・ラフカディオ・ハーン)。

wikipedia

八雲と焼津の関係

しかし、なんで焼津に八雲の記念館???

八雲は1897年(明治30年)から亡くなる1904年まで、夏になると焼津を訪れ、たびたび滞在していたみたいですね。海辺の穏やかな風景と、素朴で人情味のある土地柄を気に入り、焼津を避暑地として選んでいたといわれています。
まぁ魚がうめぇもんなぁ〜

地元の魚屋の家に身を寄せ、人々と自然に交流しながら過ごした日々は、八雲にとって心安らぐ時間だったようです。焼津は単なる一時的な滞在先ではなく、生活の場として受け入れられた土地でした。そうした深いつながりが、現在の記念館へと受け継がれています。

展示から伝わる八雲の素顔

記念館の展示で印象的なのは、八雲を「偉人」としてではなく、一人の生活者として伝えている点です。推敲の跡が残る原稿や、家族への思いがにじむ書簡からは、思索し、悩みながら言葉を紡いでいた姿が浮かび上がってきます。

また、妻セツの存在が作品に与えた影響も丁寧に紹介されています。日本の物語を異国の言葉で伝えるためには、文化を橋渡しする存在が欠かせませんでした。その役割を果たしたセツの存在を知ることで、八雲の作品世界はより立体的に感じられます。

NHKドラマ『ばけばけ』と八雲

近年、小泉八雲が改めて注目を集めている理由のひとつが、NHKのドラマ『ばけばけ』です。この作品では、八雲と妻セツの関係や、日本での暮らしが描かれ、八雲を「怪談作家」という枠を超えた存在として捉え直すきっかけを与えてくれます。

ドラマをきっかけに八雲に興味を持った方にとって、焼津小泉八雲記念館は、物語の背景を現実の場所で確かめられる貴重なスポットです。展示を見ながら、ドラマで描かれた場面や人物像と重ね合わせてみると、理解がより深まるはずです。

文学が身近に感じられる場所

「文学記念館」と聞くと、ちょっと敷居が高く感じられるかもしれません。しかしここは図書館とも隣接しており非常に居心地の良い空間になっています。また八雲の人生の流れに沿った展示構成のため、一人の人物の物語を追うような感覚で見学できます。

見学後に焼津の街を歩き潮の匂いを感じて、魚とお酒でもあれば、もうサイコーですな〜

まとめ

焼津小泉八雲記念館は、異国から来た一人の作家が、日本、そして焼津という土地とどのように向き合い、暮らしていたのかを静かに伝える場所です。

藤枝市のお隣で港町・魚の町という焼津のイメージに、文化と物語の奥行きを加えてくれる存在とも言えるでしょう。焼津を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄り、八雲のまなざしを通して街を見つめてみてください。

施設情報

名前:小泉八雲記念館

入館料:無料

開館日:WEBサイトよりご確認ください(https://www.city.yaizu.lg.jp/museum/yakumo/index.html

電話054-620-0022 

住所:〒425-0071 静岡県焼津市三ケ名1550

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この記事を書いた人

藤枝市地域おこし協力隊、俳優。東京で20年以上の俳優活動を経て、2023年に藤枝市に移住。現在も劇団ユニークポイントで俳優として活動。藤枝市の観光・歴史、文化芸術などの情報を発信しています。

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