No.21 岡部宿

こんにちは〜
今回は東海道五十三次の22番目の宿場である「岡部宿」のご案内です。

岡部町は2009年1月1日に藤枝市と合併して今では藤枝市岡部町になっています。隣も丸子宿から宇津ノ谷峠を越えてたどり着くのがこちらの岡部宿。宇津ノ谷峠が難所となっていたため、この宿場で体を休めていく旅人が多かったとか。

宇津ノ谷峠は上の広重の絵にも描かれています。宇津ノ谷峠は別名「蔦の細道」と呼ばれていたみたいで、蔦の茂った暗い細い道だったみたいです。


現在は「つたの細道公園」になって涼しげな公園になっています。↓↓↓

目次

岡部宿 大旅籠柏屋

まず、岡部宿といえば大旅籠柏屋ですね。以下に記事も載せますが、大旅籠柏屋は国の登録有形文化財で建てられたのは、なんと江戸時代の天保7年(1836)です。今は当時の様子を再現した資料館になっています。

そして隣にあるのが岡部宿 内野本陣跡 です。大名や旗本などが利用した格式高い宿泊施設を本陣というのですが、岡部宿には本陣が2軒あったみたいで、そのうちの一つになります。建物は残っていないのですが、当時の間取りなんかが平面に表されています。

岡部宿柏屋の記事は以下↓↓↓

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岡部宿周辺を散策

さて、ちょっと岡部宿の周辺を散策してみます。

まずは柏屋をもう少し丸子宿の方(東方向)に進むとひっそりとあるのが「枡形跡」になります。
枡形(ますがた)というのは宿場の出入口に設置され、街道を直角に曲げたりして外敵が侵入しにくいようにしたものです。
つまりこの辺りが岡部宿の入り口付近だったんですね。


ひっそりとしていますね〜笑
気をつけてみていないと、あっさりと見逃してしまいます。

そんな枡形跡のすぐ近くに、当時の東海道を行く多くの旅人が道中安全を祈ったと言われる「十石坂観音堂(じっこくざかかんのんどう)」があります。
1808年に火事があり、ほとんどが消失してしまいお堂のみが残っています。車が行き交う道沿いにいきなり現れる観音堂です。

今度は少し柏屋の方に戻ると住宅が集まる中にある「専称寺」があります。こちらは「お灸のお寺」として有名だったみたいで、旅人がここで疲れを癒していたんでしょうね〜

逆光で文字が見えません💦

そして、柏屋から藤枝のほうに歩いていくと見えてくるのが「小野小町の姿見の橋」です。
絶世の美女である小野小町が晩年になり岡部宿に立ち寄ったことがあるみたいです。そしてこの橋の下を流れる小川に目をやると、自分の老いた姿が目に入りひどく悲しんだ、というお話がある橋です。

小野小町の姿見の橋を眺めながら散歩してみましたが、この辺りの通りはとてもおしゃれで、軽井沢なんかにあるような小粋な小道ですね!この通りの南にある「萩原こうじや」さんがまたおしゃれ〜
こちらの店舗にはのぶさんが取材に行っています。↓↓↓

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岡部宿からはちょっと外れるのですが、「十輪寺」という立派なお寺があったのでちょっと立ち寄ってきました。なんでも1624年に開創されたお寺みたいで、どおりで歴史を感じる立派なお寺でした。
最近、このサイトを運営するようになって、神社仏閣に足を運ぶことが増えたのですが、やはり境内に一歩足を踏み入れた時に感じる空気の違いというのがとても感じられて、勝手に清められてる気がしています。感謝。

岡部宿の当時を知るにはまだまだ足りないですが、ほんの少しだけでも感じられて良き散歩でした〜

最後に東海道沿いには松がよく植えられているんですよね。立派な松の木を載せておきます。


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この記事を書いた人

藤枝市地域おこし協力隊、俳優。東京で20年以上の俳優活動を経て、2023年に藤枝市に移住。現在も劇団ユニークポイントで俳優として活動。藤枝市の観光・歴史、文化芸術などの情報を発信しています。

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